簡単な単語と構文の英語で書かれたエッセイ集

American Pie ― Slice of Life Essays on America and Japan
American Pie Slice of Life Essays on America and Japan
著者:Kay Hetherly (ケイ ヘザリ), 出版年:2000,出版社:NHK出版


内容と感想
  英語多読をやっていたとき(□8月14日の日記、□8月19日の日記へ)に読んだ本。明確な単語制限をしているGraded readers (Oxford Bookworms とかPenguin Readers)とは違って、特に単語制限を表示はしていません。でも、日本在住の著者がとても配慮して書いてくれているので、わかりやすいです。Penguin Readers のレベルでいうと、だいたいlevel 2くらいかな?と思います。


  私が読んだ限りでは、そのレベルのGraded readersよりはどうしても内容が薄めです。でも、この本は内容もとても面白いです。大体がアメリカと日本の文化や考え方の違いについて気づいたことをかいてあります。たとえば、”The Less Traveled Road”という話では、アメリカでは「人と違うことをする」ことが良いこととされるが、日本では「みんなと同じ」であることも大切とされることを著者自身の体験を交えて楽しく述べています。ひさびさに読み直したら、こんなに簡単な単語と構文で、ここまでいろいろなことが言えるのかと感心しました。
良い点

  • 平易な単語と構文で書かれていてとても読みやすい。
  • 内容も面白い。

悪い点

  • 教材としてみれば、わかりにくい表現だけでも巻末とかに解説があってもよかった。