PS3の価格発表に思う1台当り赤字額

まず、今期の利益は、下記によると600億円。


来期は、
プレイステーション2」が1000万台(今期実績1622万台)
「PSP」が1200万台(今期実績1406万台)
「PS3」は600万台の
出荷を想定して
赤字額が1000億円。

<2007年3月期の連結営業利益が前年比48%減の1000億円になると発表した。次世代家庭用ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)立ち上げ関連費用の計上などでゲーム事業が1000億円程度の赤字になることなどが響く>


したがって、来期(2007年)の利益は
今期のPS2PSPの黒字額600億×来期販売台数の減(2200/3028)=411
で、411億円程度が予測できます。


しかし、赤字が1000億円ということは、PS3事業は
411-(-1000)=1411
1411億円の赤字です。


販売予想台数600万台なので、
1411億÷600万=23517
つまり、1台当り2万3500円赤字です


今日発表された定価は廉価版が税抜き5万9800円、通常版がおそらく7万2千円程度です。

<ロイター>


ということは、本来の定価は7万2000円に赤字額2万3500円を足して、
9万5500円と予想できます。


このおおざっぱな計算(PS3ソフト利益を無視してるし。。)は、
以前のメリルリンチの試算900ドル(=ほぼ10万円)と嘘みたいに
一致してます!
http://japanese.engadget.com/2006/02/18/ps3-900usd/


ようするに、PS3はゲーム機としては高いんですが、
今買えば2万円ちょっと分はソニーがまさに出血大サービスしてくてることになります。


私は生粋の任天堂好きなのでレボリューション改めWiiを買うことに決定してます。
しかし、これだけ赤字幅が大きいと某マイクロソフトは嫌がらせにPS3
買いまくって廃棄すればソニー潰せますね。
そんな価格設定は上場企業としてありなんだろうか。。
と計算してから思いました。