レントラック(2314)CCCの子会社化は良い方向

私も長らく保有しているレントラックジャパンがCCCの完全子会社になります。
ネット上では楽観悲観、両方あるようですが、私は良い方向の改革だと思います。
↓。

CCCは、レントラックを株式交換により完全子会社化する。レントラック株式1株にCCC株式0.3株を割り当てる。株式交換期日は3月1日。
 
 CCCが保有するレントラック株式(2213万6000株)には、CCC株式の割り当て交付は行わない。
 TSUTAYA事業強化が目的で、競争優位性を確保し、さらなる企業価値を創造するためには、経営統合を通じて両社の持つ経営及び事業ノウハウ、リソースを統合し、機動的に事業展開を行うことが最善の方策と判断した。


いままでは、レントラックジャパンがCCCの完全子会社ではありませんでした。
このメリット、デメリットを考えると、

●メリット
  →TUTAYA以外のビデオレンタル会社にもPPTシステムの営業ができる。
   (レントラック社長が昔のインタビューで独立している理由としてそういってました。)

●デメリット
  →TUTAYAとの連携がスムーズにいかない。
   (たとえば、現状ではTUTAYA OnlineとTUTAYA Discasが全く連携していない。。)


ところが、メリットに上げたTUTAYA以外の会社へのPPTシステム供給はうまくいきませんでした。PPTシステムの売り上げ額のほとんどはTUTAYA関連のはずです。


デメリットにあげた方は、今回の子会社化で払拭されるはずです。
はてな」でもTUTAYAはてながあるけど、あれはTUTAYA onlineとの連携でTUTAYAディスカスと連携してないですよね?
早急に協力関係がすすめば、はてなダイアリーでもTUTAYAディスカスのレビュー記事が増えることが期待できます。


さらに、レントラックジャパンにとって長期的には最大の懸念であった、動画配信事業への進出のおくれも取り戻せるでしょう。
今回のCCC再編はVOD展開への第一歩だと思います↓。VOD事業でもPPTシステムはいかせるはずです。

AV(音響・映像)ソフトレンタル最大手のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は8日午前、ネット構築最大手のアイ・エム・ジェイ(IMJ)とIT専門人材派遣のデジタルスケープ、IT専門学校を運営するデジタルハリウッド(東京・千代田)の3社の営業譲渡を受けることを決めた。3社が持つ人材や営業資産を活用し、来春をメドに音楽や映像、ゲームなどのコンテンツ配信事業に本格参入する


さて、問題は保有株をどうするかですね。。
おそらくCCCに鞘寄せする形であがるとはおもうけど、売却するかはなやみどころ。。


↓Cnetの解説記事

レントラックについてはすでに2004年3月にCCCがグループ会社化していたが、次世代ディスクが登場するなかでレンタルディスクを提供するレントラックの存在が今後ますます重要になると考え、CCCと経営統合する。具体的にはまずCCCからフランチャイズ事業を分割して株式会社TSUTAYAを設立し、CCCを持株会社としたうえで、CCCがレントラックと株式交換して完全子会社化する。