しかし俺のこの当然の懸念は、人知を超えた森教授のクリエィティブ脳に見事に裏切られてしまうのでした。なんと、ゲーム時間の聞き取りを行っていない。“コンピューターゲームと、前頭前野における脳波活動の関連”というタイトルにも関わらず、関連についてスルーなのです。
たしかに、つっこみどころ満載な論文です。個人的にヒットしたのは、
アブストラクトにある
A game-brain type subject recovered to the visual-brain type after tossing three beanbags for 5minuites a day continuously for six months.
訳:ある
ゲーム脳の被験者は、
毎日5分間6ヶ月にわたって3つのお手玉で遊ぶことでビジュアル脳型に回復した。
はぁ?!6ヶ月も毎日5分間
お手玉したの!?
それはいい大人にとっては結構辛くないか?なぜ唐突に
お手玉??
さらに、これは英語の問題かもしれないけど、
a game-brain type subjectだと、ある1人のゲーム脳型被験者って意味ですぜ。
データ数たったの1。
もはや、
ゲーム脳うんぬんよりも、なぜその一人の被験者が6ヶ月にわたって
お手玉をさせられたかを知りたくなってきたぞ。