繰り返しで英文法の感覚をつかむ

Grammar in Use Intermediate with answers, second edition→amazon
Grammar in Use Intermediate with Answers with Audio CD: Self-study Reference and Practice for Students of English,著者:Raymond Murphy with William R. Smalzer, 出版年:2000, 出版社:Cambridge University Press


内容と感想
  洋書のテキストの中では有名な英文法の問題集。洋書なので、当然問題も解説も英語。見開きページで、左に説明文、右に問題というUNITが133あります。
  私は、この本最大の特長は、その経験的な学習を重視したアプローチ方法だと思います。この点は、はじめに法則の説明があって、そこからexampleに発展させていく日本の英文法の教科書とは根本的に違います。
  実際に、この本のほとんどのUNITはexampleの絵からはじまります。そのあとの問題は、簡単な問題のしつこいほどの繰り返しです。この繰り返しトレーニングで各文法の感覚を体得させる感じです。
  結論としては、私はこの本がとても役に立ちました。特に、時制についてはかなり感覚がつかめた気がします。ついでに、解説と問題の英文を読むことで、自然に英語多読ができます。Readingのスピードが多少速くなったように思いました。ただし、全部をやり通すには相当の時間が必要です。私は、だいたい1日にUNITを2つやるのに当時1時間程度かかりました。全部で133UNITなので、軽く2ヶ月以上かかりました。
良い点

  • わかりやすい解説とそれを習得する問題のバランスが良い。
  • 洋書テキストには珍しくwith answers版を買うと答えが全部書いてある(answersには解説はない)。

悪い点

  • CDはテキストの一部が吹き込んであるだけで、中途半端。必要ない。
  • 単調な繰り返し練習を続けるには、やる気が必要かも。